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2011/02/24

新世代ウォーカーとウルザさん

 新世代ウォーカーは時のらせんを知らないくらいに若いか、今まで知られていない次元や新しく登場した次元出身者ばかりのために、かつてのドミナリアや旧世代たちと関わりあるPWがニコル・ボーラスとヴェンセール以外にはいないと思われています(もちろんソリン・マルコフもその可能性を持ってはいますが)。
 再登場した次元も、ラヴニカではギルドは崩壊して怪しげな陰謀団が登場し、アーボーグは通過点であり、ミラディンはかつてのものとは違う新しいファイレクシアによって汚染されています。

 しかし、意外なところでウルザの名前が出ていたりします。

 英語には「for God's sake(お願いだから)」という慣用句があります。
 しかし、”ママが結婚を許してくれない美女No.1”のリリアナ・ヴェスは小説「Agents of Artifice」(チャプター23、ペーパーバック判296p)において、それを「for Urza's sake」と発言します。

余談ですが、リリアナの恋人であるジェイス・ベレレンは父親には複雑な感情を持つ割には母親のことはどうでもよさそうなので、ママが許してくれなくてもたぶん問題はないのでしょう。

 しかし、この描写をもってして新世代PW(もしくは多元宇宙の、またはラヴニカの人々)の間ではウルザが神の代名詞となっている、We were gods once ! と判断するのはまだ尚早かもしれません。

Liliana and The Mending (WotC公式コミュニティより)
 Brady Dommermuthによるとリリアナの灯は大修復以前に点ったために、かつては旧世代ウォーカーであったそうです。

 旧世代と新世代の違いについては、
You Are a Planeswalker by.John Tynes
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/planeswalkers/week1

あなたはプレインズウォーカーだ(邦訳)
http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070918/index.html

 の真ん中あたりを参照してください。

 この描写は、リリアナが旧世代ウォーカーであったということをより裏付けるためであり、何らかの形で他の旧世代PWとの接触があったのかもしれないという可能性もあるからです。そして彼女はプレインズウォーカーです。もしかすると、かつてドミナリアにて過ごし、現地にてその様な慣用句を覚えてきたのかもしれません。

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