アメコミファンには毎年恒例のSDCC(San Diego Comic Convention)ですが、WotCも出展しておりMTGのパネルディスカッションではRTRの情報を公開すると予告されていました。時期的にもそろそろ第二エキスパンションの予告もくるのでは…?と思われていましたが、背景世界的にはとんでもない爆弾が用意されていました。
画像が多いのと長いので一旦折りたたみます。
10のギルドの存在
Agents of Artificeでさんざん「ギルドは崩壊した」と言われていたのはなんだったのか。まさかなんのエクスキューズもなく「あるよ!」とくるとは予想していませんでした。
しかしギルド崩壊設定は小説のための設定ではなく、Ari Marmell氏によると「ギルド体制の崩壊はWotCのクリエイティブからの指示」だそうです。時系列的に考えましてもラヴニカに対しての何かしらの計画がその時点で既にあったと推測されますので、無計画に前の設定をちゃぶ台返ししたとか後付けしたとかではなく、最初から予定されていた展開だと思われます。
先日あったようにM13ファットパックでもAoAを踏まえた内容だったので、なかったことにはされてないはず…。
登場ギルドは2つに分けられており
RTR:アゾリウス、ラクドス、セレズニア、ゴルガリ、イゼット
Gatecrash:ディミーア、グルール、オルゾフ、ボロス、シミック
Sinker(仮):10のギルド全て
となるそうです。ギルドの紋章はすこしデザインがリニューアルされていますが、これにも何かしらの意味があるのかもしれませんね。
ギルドのメカニズムも一新されますが、それらは全て旧メカニズムとはシナジーがあるとか…フレイバー先行トップダウンデザインのイニストラードとは逆にRTRはボトムアップデザインとのことですが、この事実がどうフレイバーに影響してくるかもまた見物です。禁止カードを出してしまっていろいろ言われてはいるものの、個人的にはフレイバーを感じられるデザインで好きなWWKのKenneth Nagle氏のリードデザインだけに。
第二エキスパンションGatecrashはラージエキスパンションでギデオン登場
ギデオンの後ろにはボロス所属と思われる天使! ギデオンの帯もボロスを思わせるカラーリングが施されています。そして、Gatecrashのキャッチコピーは「Fight for Your Guild.」、これは意味深ですね…ギルド間抗争でも起きてギデオンはボロスにつくということなのでしょうか? というか、ゼンディカーはどうしたんですか?
そしてエキスパンション名、Gatecrashはパーティーなどに呼ばれてもないのに押しかけることを意味します。今度は無限連合の門が壊されて押しかけられるフラグかとおもった。(小並感)
RTRのPWは新ジェイスとあともう一人
これは予想の範囲内ですが、あと一人はいったい…?
事前にかなり高い可能性として予想されていたギデオンはGatecrashでの登場のため、ここには当てはまりません。ミゼット登場といい、やはりDotP2012で登場したものの今までちゃんと公式には紹介されていないラル・ザレックなのでしょうか。
ちなみにダック・フェイデンはWotC側としてはコミックのキャラとしておいておき、IDW側に大きく裁量させたいという考えのようですので可能性は低いでしょう。
そして気になるのはやはりジェイスの新しいカード…ですが、聞き取りをした人物によるとMark Rosewater氏が気になる発言をしていたようで…。
「Jace is our main character, we like to be aggressive with him. With Jace Memory Adept, we were a little more careful, but Jace will be…(ジェイスは主人公だ、我々は彼と共に攻撃的にいきたい。記憶の熟達者については我々はちょっと慎重すぎた、でもジェイスはこれから…)」※音声はここで途切れている
えっ、なにそれは…(ドン引き) 攻撃的っていったいどうなってしまうの…。
プレリリースでギルド魔道士となれ!ギルドマスターからのお手紙もくるよ!
RTRとGatecrashのプレリではギルドパックと呼ばれる各ギルドごと(5種類)のパックをいずれか1パック、プレリリースプロモ(5種類のうち1つ)、ギルドステッカー、ギルドのスピンダウンカウンター、所属することにしたギルドのギルドマスターからのお手紙がもらえるそうです。
全部欲しい場合は何回プレリにいかないといけないんだ(困惑)。
新ギルドマスターも登場!ジャラドさんカード化おめでとう!
Facebookの公式アカウントのアルバムに大量に画像が載っています。《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》や《不可解なるイスペリア/Isperia the Inscrutable》の新カード用と思われるアートもありますが、いくつかは新キャラクターもしくはいままでカード化されていないキャラクターのもののようです。
そしてサルベのSDCCパネルスレによりますと、エキスパンションシンボルからしてデュエルデッキ用と思われるジャラドさんのカードが! これはおそらくRTRからの先行収録でしょう、まだテキストは伏せられていますが興味深いですね。
(追記:全ギルドのギルドマスターはそれぞれ神話レアの伝説のクリーチャーカードになるようです。
・RTR
アゾリウス:イスペリア/Isperia、スフィンクス
ラクドス:ラクドス/Rakdos、デーモン
セレズニア:Trostan、ドライアドの三執政
イゼット:ニヴ=ミゼット /Niv-Mizzet、ドラゴン
ゴルガリ:ジャラド(Jarad)、エルフのゾンビ
・Gatecrash
ディミーア:Lazav、シェイプシフター
グルール:腹音鳴らし/Borborygmos、 サイクロプス
オルゾフ:オルゾヴァの幽霊議員(Obzedat)、幽霊議員
ボロス:Aurelia、天使
シミック:Zegana、マーフォーク
ほぼ半数が新キャラクターのようです)
ゲームデザイン面でもフレイバー面でもあらゆる方向で目の離せない「ラヴニカへの回帰」、もう既に待ち遠しい!
さっそく記事お疲れ様です。
返信削除2年前から新メカニズムで悩んでいたケンの構想も明らかになるのも近いですね。
多色や関わっているプレインズウォーカーの多さからフレーバー面も楽しみですね。
個人的にはそろそろDoPで先行したPWさんの登場が待ち遠しいのですが。
>猿缶Pさん
返信削除ありがとうございます!
Maroの次くらいに最近悪者にされがちなKenですが、「旧メカニズムとシナジーを持つ新しいメカニズムを10こ」という課題をどんなふうに回答してくれるのか、それがフレイバーにはどのように反映されるのか、とても楽しみです。
DotPのPWは元イゼット団のラルはほぼ当確とみて良いと思いますが、キオーラもシミックのギルマスがマーフォークということなので何かしらチャンスもあるのでは?と踏んでいます。