前回に引き続き、今回は
【マジキチソング】Awakenings, Part 2【お前出てたの】
を訳出します。
あくまで英語力の低い筆者の勉強として訳しておりますので全くの誤訳や勘違いなども存在する可能性があります。もし見つけられた方はご教示くださると嬉しく思います。
p1 Awakenings(目覚めのとき) Part 2
p2
[Panel 1]
『数時間前、吸血鬼アノワンがサルカンの打撃で流血沙汰になった頃…』
(月による逆光の中、谷底で杖でチャンドラに襲いかかるサルカン)
サルカン「ドラゴンの目には何人とも入れさせぬ」
[Panel 2]
(唸りを上げるサルカンの杖をチャンドラは辛くも避ける)
[Panel 3]
チャンドラ「山賊か何かはともかく誰かさんには警告しといてあげるわ。あたしは峠の強盗なんかじゃない。」
[Panel 4]
サルカン「その金切り声を黙らせろ。俺は菱型の王国を守護してるのだ。お前なぞ通すものか。
俺は貴様を息すらさせるわけにはいかん」
p3
[Panel 1-2]
(サルカンに炎を放つチゃンドラ。しかし、魔法をうまく制御できずに途中で爆発してしまう)
[Panel 3]
チャンドラ(あたしの炎はどうかしちゃったの?この世界の……ここのマナは……強くて、荒々しい)
[Panel 4]
(ドラゴン変化した腕を構えるサルカン)
サルカン「お前の炎は稚拙だが、ドラゴンの力はこれを捧げものに?ウギンの餓えへの燃え殻になった贈りもの?」
[Panel 4]
チャンドラ「ウギン?それってウギンの目の?」
p4
[Panel 1]
チャンドラ「あんたそれを見たの?あたしをそこに連れてってよ」
サルカン「いいだろう。
死体がひっとつ、死体がふったつ~……」
(二人は洞窟へと進んでいく)
[Panel 2]
(頭から血を流して倒れているアノワン先生を見やるチャンドラ)
チャンドラ「ガイドはガイド、よね
いずれにしろ、あんたはあたしの連れにアタマ割られちゃったしね」
[Panel 3]
(アノワン先生置き去りにされる)
[Panel 4]
『精神魔道士のジェイス・ベレレンは吸血鬼の記憶から彼と同じプレインズウォーカーたちの痕跡を追っていた』
(アノワン先生の記憶を読んでいるジェイス)
ジェイス(『不可視の目』。『透明な炎』。これは全て同じ秘密を示している。そして、やつらは俺を出し抜いている)
p5
[Panel 1]
(洞窟を歩いていくチャンドラとサルカン)
チャンドラ「目って……この道でいいの?」
サルカン「目は契約だ。目は菱型の古い夢なのだ。」
[Panel 2]
サルカン「それは柵のない檻。全ての世界で唄い、高らかに響き渡る声だ」
チャンドラ「(小声で)あたしってガイド運サイアク」
[Panel 3]
チャンドラ「そこって誰にでも解放されてんの?」
サルカン「俺と見張り番たちが門を閉じているんだ。そう命じたマスターがひとり、ふたり」
[Panel 4]
(首を吊られた死体が3体、通路の壁に並んでいる)
[Panel 5]
チャンドラ「こんなこといいたくないんだけどさ、あんたの見張り番ってとてもじゃないけど水気があるようには見えないんだけど」
サルカン「今はしっとりだ。神域に向かうぞ」
p6
[Panel 1]
(目の前に広がる面晶体でびっしりの大空洞)
[Panel 2]
チャンドラ(たいした見物だわ)
[Panel 3]
サルカン「目は水晶のように透き通った炎、最も深淵の災いのためのいにしえからの救いの手」
[Panel 4]
チャンドラ「そうね。それを手に入れなきゃ。で、それってどこにあんの?」
[Panel 5]
サルカン「ここだ」
p7
[Panel 1]
(巨大な面晶体の下にたどり着く二人)
サルカン「俺達のまわり一体全てが目なのだ」
[Panel 2]
チャンドラ「ああ……あたしにも今判ったわ。ウギンの目というのは形のあるものじゃない。この場所に閉じ込められたパワーのことなのね」
[Panel 3]
(杖を振りかざすサルカン)
サルカン「目とは見えざる激しき怒り。生け贄のみを鍵とする飽くことなき監獄なのだ」
チャンドラ「この空洞全体が石の中で凍てつく古代の炎なんだ。ここにあたしがずっと探していた秘密があったのね」
[Panel 4]
サルカン「死体がひっとつ~、死体がふったつ~、みっつによっつ~……」
チャンドラ「ちょっとあんた。もしあたしをそこの鍵を開けるために死なせるっていうのなら……酷い目に――」
[Panel 5]
サルカン「これまでに我は多くの贄を捧げしが、今、我が目はまことに輝きぬ。そちは我にあの長虫の王冠をもたらす者なり」
p8
(サルカンは巨大なドラゴンに変化する。チャンドラ危うし!)
(第二部 おわり。第三部へ続く)
「アクションが多いAwakeningsなら訳も簡単だろう」と思って安易に手を出したことを後悔しましたパートです。
サルカンの通称マジキチソングですとか…といいますか、私の語学力では狂サルカンの台詞は単に私が理解できていないのか、本当に意味不明なことを言っているのかの判別が難しいのです。
ただ、狂サルカンはただおかしなことを言っているというよりも、彼のシャーマンとしての面がより強く、そして良くない方向にでているのではないかとも思います。その解釈で段々神懸りのような台詞に変化するように訳してみました。
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