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2011/04/09

【MtG:PWコミック私家訳】Gathering Forces Part 1

今回は、

【ドミナリア傷心紀行】Gathering Forces, Part 1【また欝か】

を訳出します。

以前にもご紹介しましたが、第二部と第三部はあいしゃ様が既に訳出なさっておられますので、当ブログでは第一部のみにさせていただきます。

レイモス信者の日記 埼玉編(あいしゃ様のブログ)より
Gathering Forces Part23

あくまで英語力の低い筆者の勉強として訳してますので全くの誤訳や勘違いなども存在する可能性があります。もし見つけられた方はご教示くださると嬉しく思います。





p1 Gathering Forces(力の結集) Part 1

p2
[Panel 1]
(重甲冑を着た二人の剣闘士が闘技場で対峙している)

金の剣士「お前は臆病者か?なぜ打ってこない」

銀の剣士「俺はあんたとは戦わない」

金の剣士「私がどれほどの勝利を得てきたのか判っているのか?私を侮辱するのか。」

[Panel 2-3]
(金の剣士は剣で撃ちこみ、それを銀の剣士は受けとめる。興奮する観客たち)

[Panel 4]
(銀の剣士に突き飛ばされて、金の剣士は尻餅をつく)

金の剣士「金を無駄にしたとして、彼らはお前を殺すだろう」

銀の剣士「奴らがそうしようとも、俺はひ弱な怒った男どもの群れなどは恐れはしない」
[Panel 5]
(二人の剣士は闘技場の入り口から入ってくる人物の方を見る)

銀の剣士(あの者はアーボーグの者でも……この次元の者でもない……)

金の剣士「貴方は闘技場から出ていなさい!」

p3
[Panel 1]
(その者はアジャニだった。銀の剣士はアジャニを見つめる)

銀の剣士(見知らぬ世界の匂い。プレインズウォーカーか)

アジャニ「剣闘士よ!武器を捨てて……」


[Panel 2]
(金の剣士の剣が銀の剣士の腹部を攻撃する)

金の剣士「この世界は臆病者を愛さない!」

[Panel 3]
(銀の剣士は腹を抑える)

銀の剣士(彼女は掠るように打ってきた……なぜだ?)

[Panel 4]
(銀の剣士の腕には妖しく光る紋様が)

金の剣士「その象徴は!」

[Panel 6]
(それは赤く輝くファイレクシアの象徴だった)

金の剣士「お前は何者だ?奴らの一員なのか?」

p4
[Panel 1]
(金の剣士は剣を構える)

金の剣士「白状せよ、さもなくば斬り捨てる。」

銀の剣士「そいつは俺に我が同胞と決意を思い起こさせるためだ。」

金の剣士「その印がある者は何も生きる価値はない!」

[Panel 2]
(盛り上がる観客たち)

[Panel 3]

銀の剣士「そう思うのなら、打ってこい」

(金の剣士は打ちかかる!)

[Panel 4]

アジャニ「やめろ!」

[Panel 5]
(静止する二人の剣闘士)

p5
[Panel 1-3]
(アジャニは金の剣士を片手で静止する)

アジャニ「これが貴女に相応しいことか?これに名誉はない……」

[Panel 2]

銀の剣士「あんたはどうやってこの象徴を知ったんだ?あんたと話がしたい!」

[Panel 3]
(アジャニと金の剣士は闘技場を後にする)

金の剣士「行かせてくださいアジャニ。貴方は彼が何者なのかを判ってない!」

[Panel 4]
(金の剣士はヘルメットを脱ぐ。その正体はエルズペス・ティレルであった)

アジャニ「レディ・エルズペス。貴女はどうしてしまったのです?」

[Panel 5]
(エルズペスの前に膝まづくアジャニ)

エルズペス「立ってください、旧き友よ」

p6

[Panel 1]
(控え室で鎧をとったエルズペス)

エルズペス「どのようにして私がどこにいるのかを知ったのです」

アジャニ「貴女の友人のアランと話しました。よりにもよって何故アーボーグに?」

エルズペス「バントを見出す前、私は少女時代をここで過ごしました。自分が何を望むのか判っています」

[Panel 2]

アジャニ「ここよりもましな場所はあるでしょう」

エルズペス「そうでしょう、しかし私は探し求めては落胆することに疲れきっているのです」

[Panel 3]

アジャニ「アラーラは打ち拉がれてはいるが、失われてはいない。貴女は素晴らしい助太刀であり慰めとなるでしょう」

エルズペス「バントは永遠に失われました。アラーラは帰る場所ではありません」

アジャニ「ヴァレロンの十二の木はまだ立っています。バントはより大きなものの一部になったのです」

エルズペス「バントが残したものは不死の者どもによって踏み荒らされ、燃やし尽くされるでしょう。ご存知でしょう。」

p7
[Panel 1]
(アジャニは大きな箱の中を探っている)

アジャニ「貴女が希望を失ったことは悲しいが、貴女がご自身で決めねばなりません。行く前に、貴女に渡すものがあります」

[Panel 2]
(そこにはエルズペスのかつての服と剣が)

エルズペス「私の剣」

[Panel 3]

エルズペス「おお、アジャニ。なんというご厚意でしょう」

[Panel 4]
(アジャニはエルズペスの手を取る)

アジャニ「あなたは今も尚それを受けるに値しております、マイ・レディ」

[Panel 5]
(夜道を一人歩くエルズペス)

エルズペス(アジャニは間違っている。誰も、何にも値しない)

[Panel 6]
(謎の男が突然現れ、エルズペスに声をかける)

謎の男「剣闘士よ!」

p8
[Panel 1]
(謎の男は腕のファイレクシアの象徴を見せる)

謎の男「これについて何を知っているのか教えてくれ!」

[Panel 2]

エルズペス「私にはそんな義務はない。すぐに引き下がらなければ、その腐敗を切り取ってやる」

コス「俺は腐敗してはいない。俺は使者で、名はコスといいます」

[Panel 3-4]

エルズペス「ではなぜお前はそんな邪悪な印をもつのだ」

コス「これは、同胞を救ってみせるという己への誓いです」

エルズペス「ファイレクシア」

[Panel 5]

コス「俺の次元は奴らの手にあります。この意味が判るのなら、何故俺が奴らを止めねばならないかがお判りでしょう」


(第一部おわり)

白獅子の飛翔」からのアジャニのあまりの貫禄と成長っぷりに胸が熱くなります。
「アラーラは打ち拉がれてはいる」は原文では「Alara is broken」…「Alara Unbroken」じゃなかったんですか、ヤダー!
このタイトルが好きなだけに、ちょっとだけショックでしたが、アジャニにそれを言わせるような状況ともいえるのでしょう。

そして、エルズペスの悪い病気がまた発症しています。この次のコミックである「Scarred」でまた発症しつつも立ち直るのですが、公式記事ではそれでもまだ揺れ動きそうだと示唆された彼女のこれからの動向が気になるところです。

Why the Mirrans Will Endure
Savor the Flavor: Doug Beyer 2011年2月23日
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/131
何故ミラディン人達は耐えるのか(翻訳記事)
http://mtg-jp.com/reading/translated/001257/

エルズペスの口調はコミックとFTではものすごく違いがあるのですが、戦士モードと普段モードの違いという風に解釈して使い分けてみました。

コスは腕にΦマークという、よりにもよって何故そんな誤解を招くやり方を…。信頼される若きリーダーの割にはそういう妙に抜けた部分がある彼が好きです。

4 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    また、うちのブログからリンクを貼らせてもらいます♪
    http://ameblo.jp/alarataihen/theme-10033649741.html

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  2. ご紹介いただきありがとうございます!
    なんとこれは便利な索引でしょう…

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  3. おつかれさまです。
    パート1の訳が何故ないかといいますと、丁度その頃マジックに復帰したばかりでまだ目に入っていなかったからでして……

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  4. なるほど、そのような事情だったのですね。
    てっきりヴェンセールが出ていないからかと…なんて、失礼きわまりない想像をしていて申し訳ありません><

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