今回は、Part 1、Part 2に続きまして
【森の妖精】The Wild Son, Part 3【それ置いていくのかよ】
を訳出します。
あくまで英語力の低い筆者の勉強として訳してますので全くの誤訳や勘違いなども存在する可能性があります。もし見つけられた方はご教示くださると嬉しく思います。
p1 The Wild Son(野生児) Part 3
p2
[Panel 1]
(木にナイフで刻み線を入れるガラク)
ガラク『父さんが死んでから七度の夏が廻った。とうとうその時がきた。第二の故郷を旅立つ用意はできている』
[Panel 2]
(ワームの背中に乗るガラク)
ガラク『父さんの教えの仕上げの用意はできている』
[Panel 3]
(ガラクは彼方を指さしてワームの群れに指示する)
ガラク「行け、お前たち。行くんだ」
[Panel 4]
ガラク「そしてお前も。行け」
(一匹のワームが大地に潜る)
p3
[Panel 1]
(かつての父の農場跡へたどり着いたガラク)
ガラク『父さんの農場。こんなものは帰郷とは言えない。もはやここは俺の家ではない』
[Panel 2]
(街中へ歩いて行くガラクのシルエットをみて噂する町人たち)
町人A「あれは……?」
町人B「ガラク?ラクランのところの坊や?でっかくなって!」
町人C「きっと死んじまってると思ってたが」
[Panel 3]
ガラク「俺が言うまでこいつらを殺すなよ」
[Panel 4]
ガラク「俺の父さんを殺した執政官を探しにきたんだからな!」
(ガラクの後ろにはベイロスが!逃げ惑う町人たち)
p4
[Panel 1]
(カシャカシャと金属音を立ててやってくる兵士たち)
[Panel 2]
(しかしベイロスに吹っ飛ばされる)
[Panel 3]
(一方そのころ、地下を進む《尊大なワーム》
[Panel 4]
執行官「やれやれ。我が目は誤魔化されていたようだな」
[Panel 5]
執行官「ガラクなのだろう?お前が大家族を引き連れて戻ってきたってことは判った」
[Panel 6]
ガラク「執行官、あんたとはやり残したことがあるからな」
[Panel 6]
ガラク「あんたと俺で一対一だ、そうすれば俺はこいつらを退かせる」
p5
[Panel 1]
執行官「森の中の荒くれ野蛮人め!我が街に混乱を振りまく怪物を持ち込むのを見ていろと?」
[Panel 2]
ガラク「執行官、それはあんたのせいだ。父さんを俺から奪って、こうさせたんだ」
[Panel 3]
執行官「ではこの暴動は全て無駄だな。お前の父はまだ生きておるぞ」
ガラク「いや、あんたは…嘘つきだ。子供を奴隷にするような奴で、しかも人殺しだ!」
[Panel 4]
執行官「信じられないのならこの地下牢に降りてくるがいい」
ガラク『そうすべきじゃないのは判っていた。偽りを見通せと、父さんが教えてくれたように』
ガラク「……いいだろう」
[Panel 5]
(執行政官と共に地下牢への階段を降りるガラク)
執行官「我々は彼が快適に過ごせるようにした――反逆罪で有罪宣告されたものの独房においては可能なかぎり快適にな。私が思うに、お前は見るだろう……」
[Panel 6]
(地下牢には剣が刺さったままの白骨死体が)
執行官「……お前の父がよく馴染んでるのをな」
p6
[Panel 1]
兵士「中に入ってろ、野蛮人め!」
(兵士がガラクを牢内へ突き飛ばす)
[Panel 2]
執行官「お前の可愛い化物たちはここまで救いには来られまい。行って愛する父と旧交を暖めあうがいい」
(死体を探るガラク)
[Panel 3]
(死体には父のアーティファクトが掛かっていた。それは確かに父だった)
[Panel 4]
(ガラクは地下牢の地面より緑のマナを集約させる)
ガラク「あんたと父さん二人からは、今までの色んな遅れをきっと取り戻させてもらうさ」
[Panel 5-6]
(どこからか激しい地響きが)
p7
[Panel 1-2]
(執行官の足元の地面から《尊大なワーム》が出現し、その牙が胸を貫く!)
[Panel 3]
(ワームに乗って脱出するガラク)
ガラク『今までに知っておくべきことは、全て教えてくれた』
[Panel 4]
(父のアーティファクトと執行官の兜を持って満足気なガラク)
ガラク『ありがとう、父さん』
p8
[Panel 1]
(回想が終わり、ゴルゴンの次元でガラクは茂みに身を潜めている)
ガラク『俺は置いていこうとしたのに、文明は俺から奪うのを決して止めない。だから、今は俺がそう出来る時は常にそこから奪うことにした』
[Panel 2]
(ゴルゴンと臣下が会話をしている。逃げようとする将軍)
ゴルゴン「それは予想していたよりもはるかに上手くいった」
臣下「女王様、なぜ我々は魔女の秘密を守ってやるのです?」
ゴルゴン「言ったであろう」
[Panel 3]
(ガラクはアーティファクトを通じてゴルゴンたちの会話を盗み聞きする)
ゴルゴンの声『あの女は我を滅ぼすと言っておったが、あの女はそうするであろう。誰が間諜ではないといえよう――よって、あの凶漢には何も教えようとは思わなかった』
[Panel 4]
(石にされた将軍の胸には父の形見のアーティファクトがさげられていた)
ゴルゴン「その上、あの女は我が一度も耳にしたことのない者どもについて語った。”コソフェッド”?我はこの世界のあらゆる名を知っておるが」
[Panel 5]
ガラク『それこそが、俺がここまで来て知りたかったことだ。魔女を見つけだしてやる』
(ガラクはいずこかへプレインズウォークする)
(「野生児」完。「The Curse of the Chain Veil」に続く予定?)
以上をもちまして、「The Wild Son」はこれで訳出終了となりました。
拙い訳をここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
立派な青年になった17歳のガラクはまだまだ肉体が完成されていません。ここから先に色々あって今のガチムチガラク兄貴が存在するわけですね。何故か髪の色まで変わっているような気もしますが…。それにしても、そのアーティファクトはお父さんの形見ですよね…放置してもいいのでしょうか。
ここまで細かくコミックで生い立ちが語られたわりにはそこから先が恵まれないガラク。ブロックのストーリーにも他のプレインズウォーカー・シリーズにもリンクしないために考察ネタが非常に少なくて寂しくあります。果たして、次のブロックにして因縁のリリアナが主役らしいイニストラードでは活躍の機会があるのでしょうか。
おつでした。
返信削除ガラクはローウィン組PWの中では扱いが少ないですよね。カード能力は素晴らしいバランスだというのに。イニストラードとM12で何か動きがあればいいのですが。
ローウィン組は
返信削除アジャニ:アラーラの主役、SoMコミックにもちょっと登場
ジェイス:アラーラ以外小説皆勤・主役もあり、ZENコミックなど
チャンドラ:主役小説、ZENコミックなど
リリアナ:ジェイス小説ヒロイン、テゼレット小説、主役コミック
と、基本の子たちだけあってなかなかの活躍ですのにガラクは唯一小説に出ていないキャラですね…これからの活躍を期待しています。