今回はミラディンの傷跡ブロックのコミック三作目である
【ニック&テジーfeatインプ】Dark Discoveries, Part 1【Jennaさんのあれがでたよ!】
を訳出します。
あくまで英語力の低い筆者の勉強として訳してますので全くの誤訳や勘違いなども存在する可能性があります。もし見つけられた方はご教示くださると嬉しく思います。
Part 2以降も追々掲載する予定です。
p1 Dark Discoveries(暗い展望) Part 1
p2
[Panel 1]
(どこかの倉庫の中でテゼレットが縛られた男を脅迫している)
テゼレット「どこに櫃を隠したか言うんだな。そうすれば私はお前の指をほとんどそのままにしておいてやるつもりだがね」
男「わたしは何もしらん!」
[Panel 2]
テゼレット「奴らがどこにクロヴェットを仕舞ってるか吐くんだな、そうすればお前の足をそのままにしておいてやろう」
[Panel 3]
男「わたしは知らん……」
[Panel 4]
(テゼレットは男の頭を掴む)
テゼレット「黄金の扉について吐くか、さもなくば貴様の脳ミソを……」
[Panel 5]
テゼレット「……貴様の指の無い手に握らせてやろうか?」
男「わかった!クロヴェットは……」
[Panel 6]
(突然二人の頭上に謎の煙と爆発が!?)
p3
[Panel 1-2]
(緑の煙からニコル・ボーラスに無理やり似せたようなインプ登場。その隙に男は逃げ出す)
インプ「ごきげんよう、忠実なる下僕テゼレットくん。君のご主人様からのお仕事だ。直ちにミラディンという次元に行ってもらおう」
[Panel 3]
インプ「君はヴィダルケンの都市に潜入して彼らの中で暮らすのだ」
[Panel 4]
インプ「慈悲深きことに、我らがいと高き君主はこの仕事のとっかかりで君をお助けくださるだろう」
[Panel 5]
(インプは倉庫の天井から首を吊るされる。立ち去るテゼレット)
p4
[Panel 1]
(何処かの都市。テゼレットは建物の屋根の上でクロスボウを構えている)
インプ『君はヴィダルケンの都市に潜入して彼らの中で暮らすのだ』
[Panel 2]
(その眼下にはフードをかぶった二人の人物が)
[Panel 3]
(テゼレットはクロスボウの狙いを定める)
インプ『慈悲深きことに、我らが最も高貴なる君主はこの仕事のとっかかりで君をお助けくださるだろう……』
[Panel 4]
(テゼレットの目の前に再びインプが。眼下の人物たちは驚いて逃げ出す)
インプ「あのお方の輝かしい叡智は君が先達に会えるようにお膳立てくださった。危険な勢力があの金属の次元で根を下ろし……」
[Panel 5]
テゼレット「下を見てみろ、クソ虫野郎。誰かいるか?」
インプ「誰も……」
[Panel 6]
テゼレット「もう一度見てみろ」
(矢が刺さって地面に倒れるインプ)
p5
[Panel 1]
(荒れる海の中を進む帆船)
インプ『危険な勢力があの金属の次元で根を下ろし……』
[Panel 2]
(羅針盤か何かしらのアーティファクトを覗き込むテゼレット)
[Panel 3]
(突然窓が割れる)
[Panel 4]
(窓からインプが現れる)
インプ「最も高貴なるお方は、闇の勢力が指導者の下で結束することを妨げるようにと君にご要望だ。全知のお方は君が情報を収集することへの期待を寄せておられる。つまり……」
[Panel 5]
(海に漂うインプ)
p6
[Panel 1]
(遥か上の岩棚に城がそびえる岩山の断崖絶壁をよじ登るテゼレット)
インプ『全知のお方は君が情報を収集することへの期待を寄せておられる。つまりファイレクシアとあれらの流儀についてだ』
[Panel 2]
インプ『あのお方は君があれらの疫病の感染に抵抗力を持つ方法を自分で見つけると確信なさっておられる』
[Panel 3]
(テゼレットは上からバラバラと降ってくる小石から身を庇う)
テゼレット(もう来てくれるなよ)
[Panel 4]
(テゼレットはロープを握りしめる)
[Panel 5]
(そこで現れたのはニコル・ボーラス自身であった!)
ボーラス「新しい腕はいかがかな、潮の虚ろの主よ?」
p7
[Panel 1]
テゼレット「何事だ?インプどもは品切れか?」
[Panel 2]
ボーラス「我は案じておるのだよ。お前が新しく見出した自由はお前の耳を遠くしたのかね?」
[Panel 3]
テゼレット「私はあんたに恩義はないぞ、ドラゴンよ」
[Panel 4]
(ボーラスの手に5つの異なる色の光を放つ球体に取り巻かれた水晶球が浮かぶ)
ボーラス「我が思うに、お前は履き違えていることを直ぐ様にも思い知るだろう。今度は、慎重に聞くがいい……」
[Panel 5]
(宇宙に浮かぶミラディンと五つの太陽)
p8
[Panel 1]
『ミラディン、水銀海』
[Panel 2]
(水銀海のほとりに佇むテゼレット)
テゼレット『ボーラスはここの何かを危惧している。だが、私ならここを掌握できる』
テゼレット『私の先達がやって来た、正にボーラスが言ったとおりに』
[Panel 3]
(テゼレットの背後にヴィダルケンの人影が現れる)
先達「求道者のテゼレットか?」
テゼレット『私の真の名を耳にするのはかなり久しい事だった』
[Panel 4]
(水銀海にそびえる都市の全景)
(第一部おわり。第ニ部に続く)
NPHのコミックは、繰り返しギャグには定評のある「Journey to the Eye 第一部」のJenna Helland先生によるまさかの新作繰り返しギャグコミックとなりました。ここのところずっとお笑い漫画ではないですかね…。
序盤の「櫃(THE CHEST)」「クロヴェット(KROVET)」「黄金の扉(THE GOLDEN DOOR)」はいくら調べても不明でしたので、このコミック初出の設定と思われます。後に明かされるのか、どうでもいいちょっとした小道具(いわゆるマクガフィン)なのかはまだわかりません。縛られていた人物やクロスボウで襲われそうになっていた人物も現在のところは不明です。こちらもそのうち明かされるのかどうか…。
いいところでいつも邪魔されるテゼレットですが、お使いインプが空気を読めなさすぎる&テゼレットが不運すぎるのか、ボーラスのことなので嫌がらせのようなタイミングをはかって寄越しているのか。どちらにしても、短気で失敗や干渉を嫌うテゼレットは非常に苛々させられたことでしょう。
最後に水銀海とルーメングリッドらしき都市が出ていましたが、まだ汚染されていないように見えます。時系列的にはまだファイレクシアの汚染が地表に広がってない頃なのでしょうか。
もしルーメングリッド陥落が描かれるとすれば、そこを拠点とすることとなるジン=ギタクシアスの登場も有りうるかもしれません。ずっと壁紙を待っているギタクシア派としては是非とも期待したいところです。
なんと素早い仕事! 乙ですわ!!
返信削除繰り返しギャグいいですよね繰り返しギャグ。小説Shadowmoor(短編集)に確かJennaさんが書いたのもあったと思ったので急速にそれが気になりだしました。
ありがとうございます。
返信削除チャンドラに続きテゼレットまで繰り返しギャグの魔の手に…シリアスな作風とこういう芸風を合わせ持つJenna、恐ろしい子!
Shadowmoorで繰り返しギャグをするとしたら…ツキノテブクロで死にまくるフェアリーとかですかね!?