今回は以前の第一部に続いて
【うっかりゲスべえ】Dark Discoveries, Part 2【スーパー説教タイム】
を訳出します。
あくまで英語力の低い筆者の勉強として訳してますので全くの誤訳や勘違いなども存在する可能性があります。もし見つけられた方はご教示くださると嬉しく思います。
Part 3も更新され次第、追々掲載する予定です。
p1 Dark Discoveries(暗い展望) Part 2
p2
[Panel 1]
『プレインズウォーカーのヴェンセールは気が付くと囁きの大霊堂の内部の奥深くでファイレクシア人たちに取り囲まれていた』
ヴェンセール(ミスったな)
[Panel 2]
ヴェンセール(ファイレクシアがどれだけ命取りかを知りながら俺は育ったのに。なのに俺はやつらを見くびっていた)
(ファイレクシア人を棒でなぎ倒すヴェンセール)
ヴェンセール(俺はファイレクシアを心臓をぶち抜くことが出来る悪党だと思っていた)
[Panel 3]
(ファイレクシア人に更に囲まれるヴェンセール)
ヴェンセール(そんな考えをあまりにも信じてた。やつらは爆発的な流行病、この世界にまたがって蔓延る疫病だ。どうやって疫病と勝負するっていうんだ?)
[Panel 4-5]
(ヴェンセールは大霊堂のどこかへ瞬間移動する)
[Panel 6]
ヴェンセール(闇雲に跳び回るのは俺を深みへと連れて行くだけだ。俺は罠に嵌っていっている)
p3
[Panel 1]
(そこにはカーンの頭部の像が)
ヴェンセール(これは彼だ。もしくは……ファイレクシアの見る彼)
[Panel 2]
(ヴェンセールはカーンの頭部像に触れる)
ヴェンセール(俺には判らない。カーンがここに、ミラディンにいるかもしれない?彼は灯を捧げたあと――何年も前にドミナリアから姿を消してしまった。もし彼がどうにかしてここに辿り着いたなら、まだここにいるに違いない)
[Panel 3]
ヴェンセール「どうして君がこの悪の一部になれるだろう、カーン?何故あの……クリーチャーたちがこんな風に君を祀ってるんだ?」
[Panel 4]
(暗闇の奥から謎の声が)
謎の声「わしも同じ疑問に苦しめられたよ……」
[Panel 5]
(その声の正体はゲスだった)
ゲス「侵入者よ」
p4
[Panel 1]
ゲス「そのままに、魔道士よ。もしこのカーンを知っているのならば、わしはお前に話がある」
ヴェンセール「俺にはファイレクシア人に話すことは一切ない」
[Panel 2]
ゲス「多くはそうだろう、やつらに合わせてな。だがわしはお前が言うほどファイレクシア人ではない」
[Panel 3]
ヴェンセール「なんだって?お前は油塗れの金属とむき出しの細胞組織じゃないか」
ゲス「わしがそうなのは認める……成り上がりの統治を迎え入れたのだ。協調は統率の第一歩だ。だが、わしはこの金属の男を支持する勢いに危惧を感じておる。やつらはあれを指導者としようとしている」
[Panel 4]
ヴェンセール「いいや。カーンは決してこの狂気の沙汰に組したりしない」
ゲス「わしが推測するに、お前の友人は正気の見本とは言えんな。話せ。お前はやつの何を知っているのか?」
[Panel 5]
ヴェンセール「お前にお裾分けしてやるものは何も無い」
[Panel 6]
(ヴェンセールに詰めより壁に追い詰めるゲス)
ゲス「わしが命令すれば、ここの全ての屍賊がお前をバラバラに引き裂くぞ。虚勢を張るでない」
p5
[Panel 1]
ヴェンセール「どこに行けば彼を見つけられるか今すぐ俺に教え――うぐっ!」
(ゲスはヴェンセールを掴んで壁に押し付ける)
ゲス「わしがカーンがどこにいるかを知っているなら、奴はもうとっくに死んでいるだろう。お前がもうすぐそうなるようにな、魔道士よ」
[Panel 2]
ゲス「さあ、お前が何を知っているのか吐け。急げ、お前のヤワな肋骨がへし折れて20マイルの金属がお前の墓になる前にな」
[Panel 3]
ヴェンセール(20マイル?)
[Panel 4]
(ヴェンセールは瞬間移動する)
[Panel 5]
(緑の太陽の照らす地表にたどり着くヴェンセール)
[Panel 6]
(ヴェンセールは地に倒れる)
謎の声『ヴェンセール。ヴェンセール。目覚めるのです』
p6
[Panel 1]
(エルズペスはヴェンセールを助け起こす。コスは周囲を見張っている)
エルズペス「あなたを見つけられてよかった。歩けますか?私たちはもう行かねばなりません」
[Panel 2]
ヴェンセール「駄目だ」
(ヴェンセールの言葉に驚いたエルズペスは思わずその手を離す)
[Panel 3]
エルズペス「駄目だ?どういうことです。私たちは再び集まり、ファイレクシアを滅ぼす方法を見つけなくてはなりません」
ヴェンセール「俺の元師匠のカーンがここにいるんだ。ミラディンに。俺達は彼を見つけないと」
[Panel 4]
コス「何だと?カーン?駄目だ」
ヴェンセール「囁きの大霊堂は汚染に蔓延られていた。この次元全体が蔓延られていた。そいつを止めるために俺たちが行ったとしても、止める方法がないんだ。彼抜きでは駄目なんだ」
[Panel 5]
コス「今更俺達から手を引くなんて言うな。俺は戦いの助けとしてあんたを探したんだ」
ヴェンセール「ファイレクシアとは戦いにならない。俺達はカーンに辿りつかないと。彼はやつらの新しいリーダーになってしまう」
コス「今、あんたは判っているようだな。俺達はそのカーンを殺し、ファイレクシアを止める」
ヴェンセール「君は判ってない。俺達は彼を救わないと」
p7
(コスとエルズペスはヴェンセールを説得する)
エルズペス「見てください、あなたの友人カーンのことは残念です。何人たりともファイレクシアに堕ちることに値しません。しかし、私たちはこの次元全体が堕ちようとしている時、彼を救うために時間を無駄に費やすことはできません」
コス「あんたの友は失われたんだ。まさに俺の同胞のように。ファイレクシアに堕ちたものは、再び戻ってくることはない。あんたはそれを知るべきだ」
エルズペス「いかにして彼が本当にこの次元にいると判るのです?あなたはあちらで彼を見たのですか?」
コス「ファイレクシアがその『カーン』とやらをリーダーにしたいのなら、やつらと一緒にそいつも討ち取ってしまうのが最も無難だな。もし俺達が彼を見つけてもだ」
エルズペス「あなたは恐らくは彼がどこにいるのが見当もついていないのでしょう。あなたは自分が何を求めているのか判ってますか?一人の人物を見つけ出そうというのですか、この世界全体の中で」
コス「もしあんたが抜けるなら、結構だ。あんたが抜ける。俺達と一緒にファイレクシアを攻撃したくないというのなら、どのみち俺はあんたの大義を疑うがな」
エルズペス「ヴェンセール、人々は死んでいきます。私たちがファイレクシア人たちを殺していない全ての瞬間に、無垢な人々を死なせているのです」
コス「それは俺の故郷。俺の同胞。俺の世界だ。俺達はこの世界全ての人々より一人を優先することは出来ないんだ」
p8
[Panel 1]
(空には黒の太陽が昇る)
ヴェンセール「俺が知ってるのはそれが起こるってことだ。それもすぐに」
[Panel 2]
ヴェンセール「俺達がどうやって彼を見つけるかは判らない。君たちの心配のうちのどれかに答える術もない。ファイレクシアはただミラディンを征服するだけじゃない……」
[Panel 3]
ヴェンセール「そいつは多元宇宙の至る所に蔓延するだろう」
[Panel 4]
(闇の中に佇むカーンの頭部像)
ヴェンセール『そしてカーンだけじゃない、俺達みんなが滅ぼすためにここに来たということになる』
(第ニ部おわり。第三部に続く)
前回とは打って変わってシリアスな展開の第二部は、忘れた頃の「Scarred,Part 3」続編でした。
舞台がイシュ・サーだけあって鋼の族長の一人、大霊堂の王ゲスの登場です。それにしてもせっかく捕まえたのに、余計なことをポロリしてしまったためにまんまと逃げられるとは、なんというお約束展開でしょう。
コスとエルズペスによる1pぶちぬき説教タイムですが、地元民なので必死なコスはともかくエルズペスさんのやる気満々っぷりと容赦無さときたらこれぞ正しく白単といったところでしょうか。真面目なシーンなのですが、絵的にちょっと笑いを誘ってしまうのがなんとも。
ここからブロック小説に続くといった感じの終わり方ですが、意外な内容でした第一部といい、ちょっとこれは第三部の展開が読めませんね。
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