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2011/10/27

【MtG:背景世界翻訳】IDWのコミック続報とライターインタビュー

以前ご紹介しましたMTGのアメコミの続報が出ましたので訳出して見ました。Magic Arcanaでのプレビュー記事とライターを担当するMatt Forbeck氏のインタビューです。

Comic Book Previews!
Magic Arcana: by. Monty Ashley 2011年10月27日
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/829

Matt Forbeck Interview on the Magic: The Gathering Comic
IDW Publishing: 2011年10月25日
http://idwpublishing.com/news/article/2064/
 
WotC公式サイトの記事ではインタビュー部分は抜粋でしたので、その箇所はIDWのサイトに掲載されている全文で補完しました。よって2つの記事から一つの訳文を作成しましたので、「原文には抜粋って書いてるのに全文じゃないか」みたいな矛盾点もありますが、その辺はスルーでお願いいたします。

あくまで英語力の低い筆者の勉強として訳してますので全くの誤訳や勘違いなども存在する可能性があります。もし見つけられた方はご教示くださると嬉しく思います。



 
(訳ここから)

我々が何度か言及した通り、MTGのコミックが12月に出版される。そしてIDWのサイトにはライターのMatt Forbeckへのインタビューがある。ここに抜粋を掲載しよう!


:そのMTGコミックはどんな内容ですか?

それはDack Faydenという名の新プレインズウォーカーの冒険を追っています。Dackは只の強力な魔道士というだけではなく、彼の生きる時代においては無類の盗賊です。他の盗賊たちとは違い、彼は金ではなく知識のために盗みを働きます――彼はそれを「借りる」と言いたがりますが。

Dackはサイコメトリーと呼ばれる特殊能力を持っています。その能力はアーティファクトを調べ上げて、どのように働くのかを知ったり、使用するための呪文を独習したりすることを可能にします。しかもその品が使用された時の中でも最も衝撃的な場面のヴィジョンを彼にもたらしますが、その光景は恐ろしくもあり啓発的でもあります。

:このコミックの舞台はどこに設定されていますか?

さて、プレインズウォーカーたちは自在に世界と世界の間を移動しますし、このコミックはそれを反映します。多くの場合、Dackは法を破る一歩か三歩手前くらいにとどまる必要があったり何者かに煩わされたりで、彼はあちこちを飛び回る羽目になります。彼は長居しすぎてうんざりされるまでは滞在します――時にはそれ以上に。

Dackの今のところの拠点は大都会の次元ラヴニカです。しかし、物語の展開はかなり早くイニストラードへと向かいます。

:イニストラード?どこか聞き覚えのあるような。

イニストラードはこのコミックの元になったTCG、MTGの最新ブロックに登場した新しい次元です。そこは吸血鬼や人狼やその他様々な怪物に満ちたゴシックホラーの世界です。

其処こそがDackが長い間追い回していた人物が一時潜んでいた世界でもあります。その人物は第一話で登場するSifa Grentという名のもう一人の新プレインズウォーカーであり、彼女はDackの故郷全体の滅亡を招きました。

:第1話が発行されるのはいつですか?

12月には書店の棚と電子書籍のリストに並ぶはずです。最初のストーリーは全4話連載でして、毎月発行されます。第1話にはMTGの既存カードにシビレるくらい素晴らしい表紙アートがフィーチャーされたプロモが付いてきます。

もちろん、中身のアートもひたすらびっくりするくらいヤバいです。Martin Coccoloは彼のアーティストとしての技倆と同じくらい並ぶ者の無い素晴らしい遊び心と冒険心を持っています。

:このコミックはいかにしてカードと辻褄を合わせていますか?

私はMTGのストーリーを生み出すWotC内のチーム、特にBrady Dommermuthと密接な協力体制をとりました。彼ほどマジックの多元宇宙を知っている人はいません。そして、彼にアイデアをぶつけては、それがマジックの世界に適っているかどうかの意見を求めました。私はマジックに長時間に関わりましたが、そこには知るには多すぎるほどの物語がありました。

それはそれとして、チームは私のために幕を開け、ゲームで何が起こっているかを示してくれましたので、私はそれをコミックのストーリーにも取り入れるようにしました。新しいブロックであるイニストラードの要素がDackが巻き込まれる陰謀に直接織り込まれるのを貴方は見ることでしょう。つまり、このコミックで読み取れる題材は徹底的に検討され、承認され、MTGの公式設定の一部となることを承認されたものだという訳です。 


このコミックはどこのセットにあたるのかや何が起こるのかについてもっと読みたいならば、IDWのサイトに行って啓発に備えてくれ!(訳注:前述のとおり、訳出文は抜粋ではなく全文なのでこれだけです)

先週の金曜日にio9にて、Christopher Moellerによる別バージョンのMTGコミック表紙が独占初公開された。もう一週間くらい経ったので、きっとそいつをここに載せてもOKだろう。

というわけで:

IDW_cover_Christopher Moeller

我々がここにいるってのに、全ての表紙を出さないってことがあるかい?今度はAleksi Briclotのだ。
IDW_Cover_Aleksi Briclot

またChristopher Moellerのだけど、今度はもっと大きくて邪魔な文字がない画像だよ。
IDW_CoverRIB_Moeller

そしてこれはEric Deschampsのもの。
IDW_CoverRIA_Eric Deschamps

いっそのこと、ここにすべての情報を一纏めにしてみよう。このコミックにはゲームに使えるカードが同梱されている。
IDW_promo


そして最後にここだけの特ダネ!そう、ここだけの初公開!アーティストMartin Coccoloの描き立てホヤホヤでアツアツの3p目を吟味してくれ!
IDW_Page3


(訳ここまで)

メモ:
ライター(Writer):脚本を書く担当の人。基本的にアメコミは分業制で、他にもPenciler(下書き担当)、Inker(ペン入れ担当)、Letterer(セリフの文字や擬音担当)、Colorist(色塗り担当)などがある。
stay a step ahead of the law:犯罪スレスレ
coming down the pike:「(出来事などが)起こる」もしくは「(ものが)出現する」
チーム:WotCで背景世界の設定やストーリーを担当するクリエイティブチームのこと。
Brady Dommermuth:クリエイティブチームのとっても偉い人、例えば新世代PWの設定とかは基本的には彼が考えた。
canon:聖典、規範や解釈の基準、転じて公式設定のこと。対して二次創作設定は「fanon」。二次的に考えますと、原作のことを聖典って呼ぶのは洋の東西を問わないんですね。
io9:http://io9.com/ SFや最先端科学やテクノロジーなどのGEEK向け情報ブログ。MTGの情報もたまに掲載されている。NPHの時は公式サイトではまだ使用されるカード名を明らかにしてなかったイラスト画像のファイル名がカード名そのまんまだったために早くもバレバレになった。



またラヴニカか!

ラルといい、ギデオンが向かっているという伏線といい、どうやら本格的にPWのハブポート化するようですね…モブにオルゾフの文様をつけた(服装が)怪しい人物がいるのが気になります。

おるぞふ

現在のギルドの崩壊したラヴニカでオルゾフ…?と引っかかるかもしれませんが、「あいつマジ金に汚ねえ」って表現に「あいつはオルゾフだ」って言い回しをしたり、由縁のある人物が商業活動をしていたりするようなので、名残はまだまだ残っているようです。もしくはまだギルドのあった時代でこれは過去シーンだったり?それとも残党?

そして予想通りのイニストラードへの展開。PWコミックのイニストラード編がないのは、これが代わりになるからでしょうか。またしても新キャラクターである女性プレインズウォーカーの存在も気になるところです。またとんでもない人物のような予感!?舞台的に考えて、彼らとジェイスやガラクやリリアナ、そしてソリンとの共演の可能性もなきにしもあらず…?

クリエイティブチームの大ボスBrady Dommermuth氏主導によるストーリーとのことですが、「彼ほどマジックの多元宇宙を知っている人はいません」など海外の古き良きストーリー兄貴達の頭がフットーしちゃうよおお!な文言がサラッとかいてあったりと、いろんな意味でドキドキしそうな展開です…。

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