今回は、第一部、第二部に続きましてSoMブロックコミック第三作の
【やったねジンちゃん!】Dark Discoveries, Part 3【ギタクシア派歓喜】
を訳出します。
あくまで英語力の低い筆者の勉強として訳してますので全くの誤訳や勘違いなども存在する可能性があります。もし見つけられた方はご教示くださると嬉しく思います。
p1 Dark Discoveries(暗い展望) Part3
p2
[Panel 1]
先達「求道者のテゼレットか?ボーラス卿より歓迎のご挨拶だ。君の手をとってもよろしいかね?」
テゼレット「腰巾着が、ここでの私の任務はなんだ?どこへ向かえばいい?」
(先達のヴィダルケンが手を差し伸べ、テゼレットもそれに応える)
テゼレット(私こそこのような次元の主たるに相応しい。だが、ここでは忠実な下僕を演じておこう)
[Panel 2]
先達「君は我々の知識槽の下の大空洞を潜って行くことになっている」
(先達の指から伸びる針が握手しようとしたテゼレットの腕に刺さる)
テゼレット「おい!」
[Panel 3]
(慌てて手を引っ込めるテゼレット)
テゼレット「何をする貴様!」
先達「君の目的はこの次元の核の調査だ。そこに行くと、ここにあるような君の有機的な肉は疫病に冒されることになるだろう」
[Panel 4]
先達「私は君が冒されるのを遅らせるようにしてあげたのだよ。どうかボーラス卿の賛辞とともに、それを受け入れてくれたまえ」
[Panel 5]
テゼレット「もういい。私が必要なのは任務の詳細だけだ」
(テゼレットはもう結構とばかりに顔を背ける)
テゼレット(それにもうあの名前をまた聞きたくない)
p3
[Panel 1]
(テゼレットは波止場に佇む)
テゼレット(私はヴィダルケンの小間使いやボーラスの幻影にこんな風に扱われる。これは私が切り詰めて支払う代価だ)
[Panel 2]
(テゼレットは海に飛び込む)
テゼレット(私は父さんのような潰し屋には決してならないと誓った。決して他人に仕えないと誓った。なのに私はまだここで、年老いたドラゴンの楽しみのためにこの金属の世界に飛び込んでいる)
[Panel 3-4]
(テゼレットは水銀海を潜っていく)
[Panel 5]
テゼレット(私はどんな契約を結んだというんだ?)
p4
[Panel 1]
テゼレット(地層の更なる下の地層……ここが全世界の底。こだまが聞こえる。深淵からの声が。機械の擦れる音が。焼炉が。金切り声が)
[Panel 2]
テゼレット(近づくほどに、ゆっくりと落ちているのか?)
[Panel 3-4]
(テゼレットはエーテリウムの腕を伸ばし、絶壁を掴む)
[Panel 4]
(テゼレットは絶壁にしがみついて降りていく)
テゼレット(ボーラスが私をここに寄越したのは間諜にするためじゃないってことが判ってきた)
[Panel 5]
テゼレット(私は寄せ餌だ)
(落ちた先にはファイレクシア人の大群が)
p5
[Panel 1]
(テゼレットは捕らえられて引き出される)
ファイレクシア人「ぢぇfっhcbclv;bgびおrまsd」
テゼレット(何百もの忌むべき連中め。今の所は協力するふりをしておこう)
[Panel 2]
テゼレット(もし奴らが私を監禁するならばプレインズウォークすればいい。だがボーラスは奴らの動機を知りたがっている。誰が主導権を握るか決めてやる)
[Panel 3]
(ジン=ギタクシアスがテゼレットに語りかける)
ジン『異所性の標本だ。我々製ではない人間と奇妙な素材。これを研究室に移送せよ』
テゼレット「違う。私は引見の責任者を求める」
[Panel 4]
(ジンはテゼレットの顎に指をあてる)
ジン『雑音が止まるまでこれをバラバラに引き裂くのだ』
[Panel 5]
テゼレット「お断りだ!」
(テゼレットはパワーを爆発させてジンの従者たちを破壊するが、ジンは素早く引き下がっていた)
p6
[Panel 1]
(テゼレットとジンは距離を置いて対峙する)
テゼレット「私に危害を加えないというのなら、私も誰にも危害を加えるつもりはない。ただ……話をさせろ」
[Panel 2]
ファイレクシア人「おpdhsjんcぺmcsdmcl;いs」
[Panel 3]
ジン『我々ではないものよ、共に来るがいい。機械の父はこれにお会いになるだろう』
[Panel 4]
テゼレット「感謝しよう」
[Panel 5]
ジン『もしこれが再びマナに接触するならば、我が直々にこれを生きたまま解剖し、体内組織は我が幼生たちに食わせてやるとしよう』
p7
[Panel 1]
(ジンが先導して核を進んでいくテゼレット一行)
テゼレット(私は彼が親であることすら知らなかった)
[Panel 2]
『機械の父の玉座の間の近く』
[Panel 3]
ジン『機械の父がお待ちだ』
[Panel 4]
(ファイレクシア人はテゼレットの手を引き跪かせようとする)
テゼレット「そんな事をするつもりはない。私には他の主は必要ない」
[Panel 5]
(テゼレットは膝の裏を棒で強打される)
[Panel 6]
(無理やり膝をつかされるテゼレット、遠くには巨大な人影が)
テゼレット(私が寄せ餌だとすれば、こいつは食いつく奴ってことだ。こいつがボーラスが暴きたがっていた者だ。奴はこの勢力が指導者を得るのを危惧していた。私はこれをどう利用できる?)
p8
[Panel 1]
テゼレット(言うまでもない。私がいつもやるようにやるんだ)
[Panel 2]
テゼレット(忠実な下僕を演じるのだ)
[Panel 3]
(玉座に座るカーン)
(「暗い展望」完。小説「The Quest for Karn」へ続く?)
以上をもちまして、「Dark Discoveries」はこれで訳出終了となりました。
拙い訳をここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
Dayly MTGのアーティクルでは「テゼレットが何を見つけるかはネタバレしないよ、自分で見て確かめてね!」と書いていますが、扉絵からそのうち一人はジン=ギタクシアスなのがバレバレなのでした。
というわけで、法務官のコミックデビュー一番乗りは予想通りのジンでした。
テゼレットがまたもや懲りずに不相応な野望を燃やしてますが、どう見ても転落フラグにしか思えないのがテゼレットたる所以でしょうか。
そして、まさかのジンさんの育児父さんっぷり。シリアスなのに腕びよーんだの膝カックンだの小ネタをちょこちょこ挟んでくるのがPWコミックの恐ろしさなのでしょうかね…。
そして、ここで終わりかよ!といういつものPWコミック的終わり方です。ALAもZENもコミックのみではオチがついておらずにブロック小説やPWノベルに続く終わり方でした。
Path of the Planeswalker vol.2の描きおろし枠は、ブロックストーリーのコミックは1ブロックにつき慣例的に3話であることや、今年のFree Comic Book Dayで配布されたプレビューの内容がガラクとリリアナのストーリーだったことなどから恐らくはイニストラードの導入ストーリーの可能性が高いと予想出来ます。ただ、vol1には描きおろし含めて8話収録ですが、今回のコミックでvol.1未収録コミックは6話分(Chandra's Ultimateは除く)なので、もしかするとまた新作コミックが近日掲載される、または描き下ろしが2話分ある可能性も存在します。
更新お疲れ様です♪まゆげです。
返信削除>テゼレットがまたもや懲りずに不相応な野望を燃やして
>どう見ても転落フラグにしか思えない
蛹さん!それをいっちゃあ…いや私もそう思いましたg
テジーは不運なポジションがとてもよくお似合いと思います。
フリーコミック欲しかったんですが東京は遠いよ…
そろそろソリンさんでてきていいと思うんだ…。
ありがとうございます~!
返信削除テゼレットといえば増長しては転落する、の繰り返しですから…そんな彼が大好きです。
東京遠いですね…プレビューの内容のプレビューwがコミックブックデイ公式に掲載されてましたのでなんとか内容が知れたという。
ギデオンやソリンはまだM12で可能性がありますが、ニッサちゃん…ZEN組の不遇さは異常。